クライマックスシリーズ球場のルールと興行収入や賞金について【プロ野球】

リーグ戦上位3チームが出場できるクライマックスシリーズ。

3位でも勝ち進めば日本一が見えてくるだけにガチンコ勝負となる試合ですが、実はビジネス的な観点で見ていくと、2位と3位で出場するのでは天と地の差があることが分かりました。

クライマックスシリーズでのホーム球場のルールや興行収入、そして賞金などについて見ていきましょう。

 

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クライマックスシリーズの会場はどうやって決まる?

クライマックスシリーズが始まったのは2007年から。

セ・リーグ、パ・リーグそれぞれのリーグ戦の1位から3位までがクライマックスシリーズに
出場でき、まず2位と3位が戦い、その勝者が1位のチームとそのリーグの王者を賭けて戦います。

会場は、それぞれリーグ戦で上位だったチームのホームで開催。

ファーストステージは、リーグ戦が2位だったチームのホームで最大3試合行われ、ファイナルステージはリーグ戦1位チームのホームで開催されます。

先に4勝したチームが、各リーグの王者となり日本シリーズへと駒を進めるというルールです。

 

チケット代など興行収入の分配は

クライマックスシリーズのチケット代は、それぞれの球場ごとに異なります。

通常のレギュラーシーズンと金額が異なる場合があるので、必ず主催元のホームページやチケット販売サイトなどで事前に確認してください。

クライマックスシリーズの主な興行収入は入場料、放映権料、グッズ収入など。その収入は主催チーム(ホーム)が全て総取りとなります。球場にもよりますが、入場料は1試合あたり、1億円、放映権料はファーストステージで5千万円から7千万円と言われています。

その他、物販や飲食代なども加算されるので、1試合あたり2億円以上の売上が見込めます。

ビジターとなるチームは、グッズなどの物販収入程度しか売上見込みがないため、主催権をとるかとらないかで、球団の売上が大きく変わってくるわけです。クライマックスシリーズへの出場権をかけた争いがよく報じられますが、ビジネス的な観点で見ると、2位を死守することが重要だと分かりますね。

 

クライマックスシリーズに賞金はあるのか

クライマックスシリーズで勝利したチームには賞金はありませんが、ファイナルステージのMVPに選ばれた選手には賞金100万円が与えられます。

チームとしては、日本シリーズへ勝ち進んだ場合、放映権や物販収入などが入るので売上に大きく影響します。また選手も日本シリーズでの収益の一部を分配金として受け取るようです。当然、日本シリーズを制したチームの方が分配の配当金は多くなります。

 

まとめ

ファンからすると、クライマックスシリーズは、リーグ戦が1位でも3位でもクライマックスシリーズで最終的に優勝すれば、それで嬉しいのですが、リーグ戦の順位は、クライマックスシリーズでの球団の売上に大きな影響を与えることがわかりました。

それが翌年の選手の年俸や選手補強にも繋がってくるので、選手としても優勝という名誉以外にも必死に頑張りますよね。

このようなお金の背景を知ることで、選手のモチベーションだったり、チームの勝負どころなどが見えてきてより観戦するのが楽しくなってくると思いますよ。

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