プロ、アマチュア関係なく元日の決勝目指して争う天皇杯。毎年元日に行われる決勝戦は、正月の風物詩としてもすっかり定着しているイメージです。
アマチュアチームも参加する大会ですが優勝賞金などはあるのか?早速切り込んでいきましょう。
天皇杯とは
天皇杯は、J1の18チーム、J2の22チーム、JFL前期優勝チーム1チーム、各都道府県代表47チームの計88チームで優勝を競います。
例年、1回戦が8月の下旬からスタート。決勝は1月1日の元日に行われます。
天皇杯は毎年決勝の会場として国立競技場で行われるのが定番でしたが、東京オリンピックの準備のため現在国立競技場は改修中。2020年1月1日に行われる99回大会から新国立競技場にて開催されます。
天皇杯の賞金は強化費?
天皇杯に参加するチームは、J1、J2のチームだけではなく、各都道府県代表としてアマチュアチームも参加します。Jリーグだけのチャンピオンを決めるわけでなく、日本サッカーの頂点を極める大会です。
そのため、参加チームの大多数がアマチュアとなる大会の性質上、天皇杯の報酬は「賞金」ではなく、「強化費」という名目で贈られます。
ちなみに、
優勝チームには 1億5,000万円
準優勝は 5,000万円
3位チームに 2,000万円
が支払われます。
また、次戦への準備金として
1回戦勝利チームに 50万円
2回戦勝利チームに 100万円
3回戦勝利チームに 200万円
ベスト16以降に 300万円
以上の強化費が支払われます。
J1チームで争われるカップ戦に「ルヴァンカップ」がありますが、その優勝賞金と同額となりますね。J1チームにとっても是非欲しいタイトルであることはこのことからも想像できます。
Jリーグ発足後アマチュアでの優勝は
1992年のJリーグ発足後においては、アマチュアチームの天皇杯優勝または決勝進出はありません。
発足後の歴代優勝は、全てJリーグのチームで、圧倒的Jリーグが優位となっています。ちなみに、95回の歴史の中で歴代最多優勝は慶応義塾大学の9回が最多。2位は横浜・F・マリノス(日産自動車も含む)、関西学院大学の7回と続きます。
Jリーグ発足後は、鹿島アントラーズの5回の優勝を収めていますね。
また連覇は、2005と2006年の浦和レッズ、2008と2009年、2014年と2015年のガンバ大阪の2チームのみとなっています。
さすがにアマチュアチームにとってはJリーグの壁は分厚いですね。逆にJリーグのチームはプロである以上絶対にアマチュアチームに負けるわけにはいかない戦い。この辺りの攻防が毎年のように繰り広げられると天皇杯もドンドン盛り上がっていくでしょうね。
まとめ
日本全国からアマチュアも含めた代表がノックアウト方式で戦う天皇杯。
ノックアウト方式なので、アマチュアチームがJリーグチームに勝つという波乱も多いのが面白いところです。
結局、決勝まで駒を進めるのはJリーグチームとなってしまいますが、アマチュアチームも何とか上位に食い込みたいところです。全国の各都道府県から出場するので、自分の郷土を応援したりできるのも天皇杯の楽しみ方のひとつと言えるでしょう。
参考:https://web.gekisaka.jp/news/detail/?209698-209698-fl
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