突如崩壊したアギーレ政権の後を継いだハリルホジッチ監督。急な人選もあってか、その年俸は過去最高額となっているようです。
一体いくらなのか?そしてコミュニケーションを取る時には何語を話しているのか?気になるスキンヘッド通訳の方が誰でどんな経歴の持ち主なのかも含め、調査していきましょう。
ハリルホジッチ監督の年俸は
八百長疑惑で告発されたアギーレ監督が解任され、2015年3月に新しい日本代表監督としてハリルホジッチ氏が就任。ハリルホジッチ監督は、2014年のワールドカップでアルジェリアを史上初のベスト16に導いた実績もあり、高くその手腕が評価され、急な就任ながらも期待されています。
それが見て取れるのは、日本サッカー協会がハリルホジッチ監督に用意した年俸。その額は2億7000万円と言われています。これは、過去の代表監督の中でも、最も高い年俸金額です。
日本協会は、ハリルホジッチ氏との本格交渉に向けて推定年俸200万ユーロ(約2億7000万円)の条件を用意した。
ちなみに、前回のワールドカップの監督、ザッケローニで2億5000万円、ワールドカップでベスト16に導いた、岡田監督でも8000万円です。
なお、今回のハリルホジッチ監督との契約期間は、ワールドカップアジア最終予選終了までの2年半となっています。当然、アジア最終予選を強い勝ち方で通過となれば、そのままワールドカップまで監督就任という流れになるでしょう。(契約にはオプションも付いていますし。)
コミュニケーションは何語でやってるの?
ハリルホジッチ監督は、ボスニア・ヘルツェゴビナ出身。
公用語であるボスニア語、クロアチア語、セルビア語あたりでコミュニケーションとるのかと思いきや、フランス語でのコミュニケーションが主流のようです。
日本サッカー協会が用意した通訳もフランス語の通訳ができる方。
ハリルホジッチ監督は、母国のボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の影響でフランスへ移住しました。そんな経緯もあり、1995年にフランス国籍を取得しています。だからフランス語なんですね。
通訳の方も気になる
いつも会見でハリルホジッチ監督の隣で通訳をしている、スキンヘッドの通訳の方、ひときわ目立って気になりますよね。
ハリルホジッチ監督のフランス語通訳は、樋渡群(ぐん)氏(36)に決定した。大学卒業後にフランスへ渡り、パリサンジェルマン(PSG)U-12監督の経験がある。新指揮官がPSGの監督時代と同時期に在籍していた。
名前は樋渡群(いわたしぐん)さん、広島県出身の方です。
サッカー経験も豊富で、大学卒業後にフランスに渡り、ご覧の通りパリサンジェルマンU12の監督を務めた経験もあり、JFA公認A級ライセンス、フランスサッカー協会公認指導者ライセンスを持っている指導者でもあります。
通訳もできて、サッカー指導経験もあるところからも、ハリルホジッチ監督の指示を的確に、しかも選手に分かりやすく通訳できる人材を抜擢したわけですね。実際、監督インタビューなどでも小刻みに区切って通訳してくれていますし、監督もそれをわかってコメントしてくれているのを見ると、凄く信頼関係を築けているなと感じます。
PSG時代に面識があったでしょうし、もしかしたら結構交流していたのかもしれませんね。
まとめ
アギーレ監督の後を受けて、急な就任だったが、日本サッカー協会もハリルホジッチ監督の高い手腕を評価しての就任だったことが、年俸などからも分かります。
また樋渡氏も優秀な通訳を抜擢し、ハリルホジッチ監督の周辺もサポートする体制が整っているようです。
ここまでの成績はまずまずと言っていいでしょうか。これからワールドカップ最終予選が近づくにつれて、ハリルホジッチ監督の決断力や判断力が求められる試合が多くなると思うので、監督の手腕にも注目です。
そして、ワールドカップの予選を突破し、本大会まで契約延長できるような結果を当然ながら望みたいですね。
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