真中満監督は現役時代に野村元監督の元で激しいポジション争いを繰り広げ日本一の立役者に。
しかしそう長くは続かず気がつけばベンチを温める日が長く続いた苦労人。
決して選手として一流とは言えなかった真中監督だからこそ今のヤクルトの快進撃があるかもしれません。
真中満監督の年俸や身長、出身高校についてお伝えしていきましょう。
※ちなみに、こちらは2015年のデータとなります。
真中満監督の年俸は
真中満監督の年俸額は推定7000万円。
引退してからもヤクルト一筋。コーチを経て2軍監督代行、2軍監督と着実に経験を積み1軍監督就任へ。初年度の年俸としては良い方ではないでしょうか?少し高いくらいかもしれません。
しかし、現状の成績を見ると安いですね。来年以降も継続して素晴らしい采配に期待したくなります。
真中満監督に関する豆データ
真中満監督の身長や出身校など豆データをみてみましょう。
身長:170cm
体重:85kg
とにかく小さい。(けど、体重は大きい。)
この小さな体で高校時代は3番を打っていたのだから驚きです。大学進学後も2冠獲得したり東都リーグ通算打率:3割と実績では文句なしの内容。プロ入り後も安定した打率で不利な体型をバッティング技術で補うまさに職人技です。
出身地:栃木県大田原市
出身高校:宇都宮学園高(現・文星芸術大学附属高等学校)
真中監督の出身地である栃木県大田原市は栃木県の北東部に位置する人口・約8万人の市としてはさほど大きくない地方都市。ウィキペディア・大田原市出身の有名人欄に真中監督の記載がないのは個人的に切ないです。。
真中監督の出身校である宇都宮学園高は、2003年に文星芸術大学附属高等学校へ変更されました。
硬式野球部は栃木県内では夏の甲子園出場最多を誇る名門校で同校野球部出身者はプロ野球界で数多く活躍しています。
影の立役者、代打の神様・真中満様
98年からはレギュラー外野手としてライト、センターを守るようになる。2005年は青木宣親の台頭でレギュラー争いが再び激化。今度はリーグの最多安打記録を塗り替える青木の大活躍で出場機会が減ってしまうが、真中には勝負強いバッティングを生かすため代打の切り札という新たな役割が与えられた。代打でも3割バッターとして遜色のない働きを見せ、2007年には日本記録となるシーズン代打起用回数98回・代打のみで31安打を記録するなど“代打職人”、“代打の神様”と称される選手となる。この代打起用回数・代打安打数は2014年現在未だに破られていない。
真中監督の現役生活は非常に厳しく名手・飯田氏と天才・青木選手との争いに巻き込まれ行き場がなくなってしまいますが、代打に活路を見出しました。
代打という仕事はいつ出番が来るかもわからないので体調管理や体を作ることはもちろんですが精神的に非常に厳しい役。たったの1打席で結果を残さないと代打にも使ってもらえず、そのまま抹消される選手も多く、まさに1打席1打席が生き残りをかけた戦場のようなもの。
代打のみで31安打というのはまさに精神的な強さと集中力、バット技術の両方を兼ね備えていなければならないのは素人でも分かります。
今シーズンのヤクルトを見ていると真中監督の経験を若い選手が受け継いでいるように見えて仕方ないですね。
まとめ
決して一流選手ではなかった真中監督が、昨シーズン最下位のチームを初年度から立て直すとは一体何人の人が想像できたでしょう?
しかし、現役時代の苦労と試行錯誤が、指導者になったことで一気に開花したと考えたら、全くおかしなことではありません。
代打で生き残ってきたからこそ、スター選手から監督になった人には見えないものがあるのかもしれませんね。真中フィルターを通した、野村ID野球がヤクルトを日本一に導く可能性は十分にあります。
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