選手兼監督業の二刀流をこなすプレイングマネージャーの谷繁元信監督。精神的にも体力的にも倍かかる非常に過酷な二刀流をやってのける強靭な肉体。
勝つ為に自分を使うのか他の選手を使うのか、チームとしても個人としても結果を残し続けなければならない立場は他の監督と簡単には比べられない苦労があると思います。
二刀流監督、谷繁元信監督の年俸から身長体重、出身高校について調べました。
※ちなみに、こちらは2015年のデータとなります。
谷繁元信監督の年俸は
谷繁元信監督の年俸額は推定1億円。(選手年俸:推定9000万円)
監督としての年俸が1億円、選手としての年俸が9千万円、合計:1億9千万円。二刀流だけにどちらの立場としても給料を頂いているのですね。
ただ、監督しての実績も今一歩で選手としては史上初の3018試合出場も果たすも他のチームなら1軍にいられるかどうか微妙なところでもあります。
しかし、これだけのお金を出しても谷繁監督にプレイングマネージャーをさせるということは球団からの信頼が厚いと言う証拠ですね。巻き返しに期待しましょう。
谷繁元信監督に関する豆データ
谷繁元信監督の身長や出身校など豆データをみてみましょう。
身長:176cm
体重:81kg
高校時代は高校通算・42本塁打、強打の捕手として江藤智と共に『東の江藤』『西の谷繁』と呼ばれる逸材だった谷繁監督。
しかし、プロ入団当初は体の線も細く捕手としての大成は難しいと言われていました。途中、外野手へコンバートされたり、決して選手生活は安泰ではなかったようです。
この頃から高校時代の自分のVTRを見て自分自身を研究して大魔神・佐々木のフォークボールが取れるように守備強化に専念したりと徹底的に正捕手になる為の努力を重ねた。
初心を忘れるなと言いますが、まさに谷繁監督も初心に戻り地に足をつけて努力したからこそ今の地位があるのかもしれません。
出身地:広島県庄原市
出身高校:江の川高(現・石見智翠館高等学校)
谷繁監督の出身地である庄原市は、人口・約37万人の広島県の北東部にある市です。
庄原市出身の著名人には、旭化成元会長・山口信夫、アメリカンファミリー生命保険設立者・
大竹美喜、本田技研工業会長・宗国旨英、三菱重工業社長・藤井深造、政治家・亀井静香、歌手・JUJUなど凄い面々が並んでいます。
谷繁監督の出身校は島根県江津市渡津町にある私立江の川高等学校ですが、2009年4月に石見智翠館高等学校に変更されました。
野球部は甲子園出場・5回(ベスト8、ベスト4)で島根県内ではかなりの強豪です。谷繁監督の他に野球部出身のプロ野球選手は、ベイスターズ・小林寛、巨人・戸根千明などがいます。
監督兼選手という立場だからこそ見えること
谷繁監督は以下のように独り言をつぶやいています。
監督を兼任したことで、オレは自分自身をさらに客観的に見ることができるようになったと思う。上に立つ人間は更に上から自分を見つめていないとダメなんだ。そうでなきゃ、部下である選手に対して示しがつかないじゃないかと。
何度も言うけど、ベンチにいる以上はオレも戦力。監督としては、オレを追い出すくらい若手には頑張ってほしい。でも選手としては、オレもまだまだ負けないつもりだよ。
監督という立場にいながら、自分自身を戦力として客観的に分析する。
そんなことは、兼任監督でしか体験できないことですし、それに真摯に向き合い、学んでいることがこの言葉からは読み取れます。
自分自身を客観的に見るのは本当に難しいと思いますし、なかなかできることではありません。でも、マネージャとしての一段上の立ち位置で選手としての自分を見ることで見えてくることがある。
これはプロ野球選手じゃなくても、一般的なサラリーマンでも応用できることだと思います。
『自分の今の立場から、一段上の立場になったつもりで物事を捉えてみる。』
そうすることで、上司が求めていること、期待すること、そして部下である自分自身がやるべきこと、やった方がいいこと。これが見えてくるのかもしれません。
まとめ
谷繁監督は野村元監督、古田元監督兼選手以来のプレイングマネージャーとなりました。
現状の結果を見ると、個人では華々しい記録を打ち立てながらも監督としては大苦戦中。
プレイングマネージャーとしての試練の年となりましたが、選手としても監督としても結果が求められますし、あまり時間は残されていない状況だと思います。
二足のわらじは非常に難しいと思いますが、一段上の立ち位置から見える景色をしっかりと分析して結果につなげていって欲しいですね。
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