Jリーグのタレント軍団、ヴィッセル神戸。外国人選手の補強で毎回注目を浴びていますが、売上とか利益ってどうなのでしょうか?黒字なんでしょうか赤字なんでしょうか?外国人選手の補強をすれば人件費もかさみそうな気がしますが…。
ヴィッセル神戸の売上や利益についてまとめました。
2019年も外国人の補強が凄い!
そうそうたるメンバーが名を連なるヴィッセル神戸ですが、この夏も大きな外国人選手の補強がありました。
トーマス フェルマーレン選手です。
イニエスタ選手、サンペール選手と同様にFCバルセロナからの移籍で、33歳のベルギー人DFです。
アヤックス、アーセナル、FCバルセロナ、ASローマなど各国の顔ともいえるようなチームに所属した華麗な経歴の持ち主。FCバルセロナに所属したことのある選手はこれで4人目になります。
ベルギーといえば2018年ロシアワールドカップで日本代表がベスト16で戦った相手。
その時フェルマーレン選手は会場であるロストフアリーナのベルギーベンチにいました。なにか縁のようなものを感じます。
この夏に加入した外国人選手はもう一人、レバノン代表のDF、ジョアン マオリ選手です。
マオリ選手は以前サガン鳥栖にも在籍していましたので、日本に復帰になります。
これでヴィッセル神戸に在籍する外国人選手は8人になりますが、試合に出れる外国人選手は5人までなので、確実に3人の選手はベンチ外となってしまいます。なんだかとっても贅沢です。
そんなに使って大丈夫?
最近の売上や利益をみてみると…
2018年度クラブ経営情報開示資料(先行発表/2019.5.24現在)をみると売上にあたる営業収益が96.6億円となり、J1クラブにおいてトップとなっています。
2番目に高いのが浦和レッズで75.4億円なので20億円近くの差があります。
しかも2017年度の営業収益は52.3億円なので前年の差は44.2億円なり、この金額はほかのクラブと比べても突出しています。
売上を伸ばす大きな要因の一つがスポンサー収入で62億円を記録し、ほかのクラブが30億円台から10億円台であるのをみるとスポンサーからの期待が大きいことがわかります。
利益はというと10.5億円という黒字をだしています。赤字を出しているクラブも複数あるので、やはり比較すると大きな数字といえます。
年俸の影響ってどれくらい?
ヴィッセル神戸の売上や利益がほかのクラブに比べて大きくなっているのはわかりますが、選手の年俸はどのくらい影響しているのでしょうか。
選手の年俸が含まれる「チーム人件費」が費用の中で最も大きく、ヴィッセル神戸では60%近くを占めています。
J1のチーム平均を見ると50%に届かないので、ほかのクラブより人件費がかかっているといえます。金額も前年より13.7億円増えていて、ほかのクラブの前年比と比較してもやはりダントツです。
チーム人件費は選手の年俸だけではなくコーチングスタッフの費用、移籍金や勝利給なども含まれるため一概には言えません。
しかし昨シーズンからビッグネームを集めたチームづくりをはじめたことにより、年俸などの費用も大きくなっているが売上や利益に対し大きな費用対効果が出ているといえます。
まとめ
・豪華なタレント軍団ヴィッセル神戸にこの夏フェルマーレンが加入しました。
・ヴィッセル神戸は2018年の売上、利益で大きな黒字を出しました。
・人件費はかかっているが、費用対効果でスポンサー収益を大きく伸ばしています。
https://www.jleague.jp/news/article/14652/
https://www.jleague.jp/docs/aboutj/club-h30kaiji_1.pdf
https://www.jleague.jp/docs/aboutj/club-h30kaiji_2.pdf
https://grapo.net/2019/06/10/10116/
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