CSシリーズでヤクルトに敗退し、日本シリーズ進出の夢が絶たれたジャイアンツ。10月19日、原監督の退任が正式に発表されました。
原監督以降の監督として、江川氏、松井氏が候補として挙げられていましたが、巨人軍が監督として要請したのは今季からコーチ兼任となり、来季も現役続行の意向を示していた高橋由伸選手。
高橋選手は現役を引退して監督に専念するのか?現役にこだわるのか?その可能性を整理・予想してみます。
※10月23日、正式に監督就任することを球団側に伝えたようですね。このまま引退となってしまう高橋由伸選手。本当にお疲れ様でした。
高橋由伸の年俸の推移
高橋選手の年棒推移を見てみましょう。
年 年棒推移 年齢
1997年 逆指名1位 (22)
契約金1億円
1998年 1300万円 (23)
1999年 4000万円 (24)
2000年 1億円 (25)
2001年 1億2000万円 (26)
2002年 2億円 (27)
2003年 2億2000万円 (28)
2004年 3億円 (29)
2005年 3億5000万円 (30)
2006年 3億2000万円 (31)
2007年 2億8800万円 (32)
2008年 3億5000万円 (33)
2009年 3億5000万円 (34)
2010年 3億5000万円 (35)
2011年 3億5000万円 (36)
2012年 1億7000万円 (37)
2013年 1億8000万円 (38)
2014年 1億6000万円 (39)
2015年 1億5000万円 (40)
ここ数年は怪我による欠場もあり年俸も下降気味でしたが、入団4年目で1億円に達しており、以降、2~3億円台という高額年収ですね。
年棒は下がってきてはいますが、今季も1億5000円の年棒で選手としてだけでなく、将来の監督候補として評価、期待されているのだと思われます。
高橋由伸の身長体重など体格データ
高橋由伸選手の身長体重は
身長 180cm
体重 87kg
筋肉質ではありますが、多少太り気味ですかね。もう少し体を絞っていれば、怪我も少なかったかもしれないです。
外野守備で足を負傷してしまうことが多々あり、足の負傷が影響してか腰痛にも悩まされ、2009年には選手生命を左右するほどの腰痛手術を受けています。2011年は外野守備で左肋骨を骨折。とにかく怪我の多い選手です。
怪我さえなければ・・と思う選手ですし、やはり怪我をしないというのも一つの大切なスキルであることがよく分かります。
高橋由伸はこのまま引退してしまうのか
巨人高橋由伸外野手兼任コーチ(40)が20日、球団から正式に次期監督の要請を受けた。都内ホテルで約50分間、久保球団社長と堤GMとの初交渉に臨んだ。選手として来季を見据えていただけに驚きつつも、巨人監督を託されることの重みも十分に理解。返事は保留したが、受諾するなら選手兼任ではなく、現役を引退して監督専任となる覚悟を明かした。
コーチ兼任になったとは言え、本人としては現役を続行したいようですね。
今年40歳をむかえる高橋選手ですが、最近のプロ野球選手は40代半ばまでプレイする選手は少なくなく、個人成績でも通算1753安打ということもあり、2000本安打も状況によっては達成不可能な数字ではありません。
記録のこともありますし、個人的には現役は続けて欲しいと思います。そしてそれは本人も望んでいるのではないでしょうか。昨日の記者会見の映像を見る限りでは現役続行への意思を凄く感じました。
巨人軍という監督の重責を考慮すると、監督専任でというのが妥当な考え方であり若手選手のことを考えるとこのまま引退してしまう可能性が高いと思われますが、どちらにせよ自分の中で悔いが残らないように決断して欲しいですね。(大人の事情より先に、まずは自分と向き合って欲しいです。)
なぜ江川でも松井でもなく高橋由伸なのか?
有力候補の江川氏に関しては監督就任交渉の動きは特になく、松井氏も球団に対し監督は時期尚早という返答を出しているようです。
原監督の急な退陣ということもありましたが、今季からコーチに就任しており、巨人生え抜きで実績があり、若手選手からの人望も厚い等、巨人軍監督としての条件を兼ね備えているということで候補に挙がったのだと思われます。
理想としては原監督にあと2~3年ほど続投してもらってから、高橋監督誕生というのがよかったのかもしれませんが、原監督退任という急な事情もあり、江川氏、松井氏と交渉する時間もないことから、今回の監督要請となったのでしょう。
引退発表どころか現役続行してもおかしくない状態の選手が巨人軍の監督要請を受けるというのは、極めて珍しい話です。
【まとめ】
名球界入りするほどの実績は残していませんが、巨人軍の選手としての実績は素晴らしく、また原監督の急な退陣(フロント一部関係者は予測していたかもしれませんが)があるものの、中継ぎ的な監督就任というわけでもありません。
あとに控えているであろう江川氏や松井氏。そして原監督のこれまでの戦績などから、高橋監督に要求されるハードルは決して低いものではないでしょう。
しかし、最近マンネリ気味?の巨人軍にとって、高橋監督就任は人気回復のきっかけになるのではないか思います。結果はどうあれ近日中に回答が出されるはずなので、動向を注目しておきましょう。
ただ、長嶋終身名誉監督も『高橋くんしかいない。何でもサポートする。』と言われていることもあり、高橋選手が巨人軍監督を引き受ける可能性はほぼ間違いないと言ってもよさそうです。
10月23日追記
巨人は23日、高橋由伸外野手兼打撃コーチ(40)が次期監督の就任要請を受諾したと発表した。26日に就任会見を開く。
ここまでの名選手が引退セレモニーも何も無しに幕引きとは。
本人も色んな思いがあったろうし、大人の事情や将来の人生設計など本当に沢山たくさん悩んだことでしょう。
しかし、一度決めたからにはもう結果を残していくしかないですね。新生巨人軍がどのようになっていくのか?見守って行きましょう。
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コメント
退路を強制的に絶たせる巨人のやり方はえげつない気もしますが、髙橋監督は見てみたいという相反する思いが。。。
できれば2年後あたりに見たかったですが、これも何かの縁。
きっと髙橋監督には、新時代のマネージメントが託されているんでしょうね。今回の監督就任人事には賛否両論ありそうですが、入閣問題や補強も含めて、今年のストーブリーグが楽しくなりそうです。
コメントありがとうございます。
そうですね。
私も個人的には2000本安打を打って、しっかりと引退セレモニーをやって現役を終わって欲しかったなと思ってます。
新時代のマネージメントについても、首脳陣がドーンと任せて数年任せてみてもらいたいですね。