あのかわいい顔立ちとほぼ白に近い芦毛を身にまとった”怪物”ゴールドシップ。
G16勝(2015.9現在)の歴史的名馬の、馬代から獲得賞金、引退後のシンジケートや種付け料までのお金について。そこから見えてくる怪物ぶりやドラマに密着してみましょう。
ゴールドシップの購入金額は
ゴールドシップはセリ市には上場されていません。
ゴールドシップのオーナーは小林英一氏で、生産牧場は出口牧場。そして調教師は須貝尚介氏。ゴールドシップの母であるポイントフラッグもオーナーと牧場は同じ。調教師は尚介氏の父親である須貝彦三氏。
この背景を知れば、セリ市に上場されない理由も分かりますね。
日高の小林チームが脈々と継続してきた結晶がゴールドシップなのですね。そう考えると、競馬の勝ち負けの裏には本当に多くの人間ドラマがあることが分かってきます。
ゴールドシップの獲得総賞金
ゴールドシップがこれまで獲得している総賞金の額は、
139,776.7万円
つまり、13億9776万7千円です。(付加金含む) ※2015.9.15現在
ゴールドシップは2015年の有馬記念で引退することが決まっていますが、次走は天皇賞秋から有馬記念を入れて2戦~3戦。有馬記念は勝つ確率も高いですし、賞金はまだまだ増えそうです。
引退時には一体賞金はどのくらいになるのか?ディープインパクトを抜くのか?その辺りも楽しみながら応援していくといいですね。
ゴールドシップのシンジケートと種付け料は
2月に急死した父の後継として、すでに種牡馬入りしているオルフェーヴルとともに期待がかかる。総額9億8000万円(70株)のシンジゲートが組まれ、種付け料は250万円(受胎条件)の予定。
ゴールドシップほどの名馬を250万円で種付けできるのなら、かなりの人気が出そうですね。あのディープインパクトはその10倍の2500万円しますので秘めたるポテンシャルは同等だとするとかなり格安。
もちろん、種馬としての実績がないのでその分の値段なのでしょうが、もし順調に大物を出してくれるならと考えると先物買いしてみたくなりますね。
ここでポイントはマイネル軍団の岡田総帥のところでけい養されることが決まったこと。
これは今競馬界をほぼ制圧している社台グループに対抗しうる切り札になる可能性もあります。先日テレビのインタビューで岡田総帥は「繁殖牝馬の質がやっと上がってきた。」とお話されてきました。
ゴールドシップという超A級馬のポテンシャルと質が上がった繁殖牝馬をかけあわせれば・・・
日本競馬界に競争が生まれ、より市場も競馬も活気付いてくるかもしれません。
まとめ
残り2戦か3戦となった、希代の癖馬ゴールドシップ。
あの雄たけびを、あの出遅れを、あのマクリを見れなくなるのは何ともさびしいですが、父を超える強さと個性を持った2世が生まれてくるのを今度は楽しみにして、残りの現役レースを観戦したいと思います。
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