サッカー界の至宝とも呼ばれる名プレイヤー、アンドレス・イニエスタ選手。まさかのJ1ヴィッセル神戸への入団が話題となっています。
バルセロナと比較して年俸はどのくらい？神戸にそもそも財源はあるの？バルセロナ時代からの年俸推移と合わせてチェックしちゃいましょう。
イニエスタの年俸推移！
イニエスタ選手の年俸推移（推定）は下記の通りです。
イニエスタ選手は18歳のデビューからずっとバルセロナでプレーしていますので、所属クラブはすべてバルセロナになります。
2003年（19歳） ⇒ 1億円
2004年（20歳） ⇒ 1億円
2005年（21歳） ⇒ 3億円
2006年（22歳） ⇒ 6億円
2007年（23歳） ⇒ 6億円
2008年（24歳） ⇒ 6億円
2009年（25歳） ⇒ 6億円
2010年（26歳） ⇒ 9億円
2011年（27歳） ⇒ 9億円
2012年（28歳） ⇒ 9億円
2013年（29歳） ⇒ 9億円
2014年（30歳） ⇒ 9億円
2015年（31歳） ⇒ 9億円
2016年（32歳） ⇒ 9億2000万円
2017年（33歳） ⇒ 10億4000万円
2018年（34歳） ⇒ 11億円
ちなみに、デビュー年である2002年の5000万円というのは当時でも破格の金額です。
一般的な初年度のプレイヤーで数百万円と言われていますから、当初から期待値の高さが表れていますね。
ヴィッセル神戸にそんな財源はあるのか？
前述のとおり、イニエスタ選手の推定年俸は約32億5000万円。契約金などと合わせると総額100億円とも言われる超大型契約です。
イニエスタ選手のヴィッセル神戸への入団は楽天の三木谷オーナーの熱烈アプローチが奏功したと言われていますが、彼の年俸はパ・リーグの楽天イーグルスの全選手の年俸をも上回ると言われています。
それだけで相当規模の金額が動いていると分かりますが、そもそもヴィッセル神戸に捻出できるだけの財源があるのでしょうか？
ここには計算された「内訳」が存在します。
年俸約32億5000万円のうち、年俸としてチームが支払うと想定している金額はおよそ10億円と言われています。
では残りの22億円は？
チームはグッズ販売と入場券収入、プラス「ワイナリー経営」でその金額を賄えると計算しています。
グッズ販売や入場券の収入は理解できますが、ワイナリーとイニエスタ選手の年俸に何の関係が？
実はイニエスタ選手は2010年にワイナリー「ボデガ・イニエスタ」を開業。楽天はそのワインの販売権を獲得し、ネット上などでその版図を拡大していくと考えているようです。
楽天市場で「ボデガ・イニエスタ」のワインを買うと楽天ポイント10倍というキャンペーンも予定しており、イニエスタ選手を中心とした計画は着実に進んでいるようです。
サッカーマネーの規模は半端ない！
日本のサッカー界では馴染みのない「多角経営」による財源確保の方法ですが、サッカーの本場ヨーロッパでは不思議なことではありません。
違いは日本とヨーロッパのサッカークラブの収入内訳にあります。
日本のサッカークラブの収入の大半は入場料と広告収入が重きを占めています。
スタジアムの集客がクラブの収入に直結するような内訳であり、グッズの販売収入は全体でも7％前後。非常に微小な数字となっています。
そういった現状を打破すべくクラブも手を打っているようですが、入場料と広告収入に頼る状態はまだ続きそうです。
その点、ヨーロッパのクラブチームの収入源は試合のテレビ放映権、そしてグッズなどの商業収入が3～4割を占めているのです。
日本との違いは何故生まれるのでしょうか？
ヨーロッパでは有名スター選手のユニフォームは特に人気で、一年で140万枚を売り上げると言われています。
それだけでも相当額がクラブにもたらされていることになりますね。
また、テレビ放映権を一局に独占させることで莫大な放映権料をもらうなど、数十億、あるいは数百億といった単位の金額が動いているのです。
ヨーロッパのサッカー市場の大きさが伺える数字です。
【サッカー】チャンピオンズリーグのお金！優勝賞金と分配金・放映権料について
まとめ
バルセロナでずっとプレーしていたスター選手が日本のサッカーリーグへ！というニュースは瞬く間に席巻し、話題となりました。
どの新聞紙やネットニュースでも驚愕の一言で、彼がいかに高く評価されているか、そしてどれほど期待されているかが伝わってきますね。
34歳になるイニエスタ選手が日本のサッカー界でどれほどの輝きを見せてくれるのか、そしてどんな旋風を巻き起こすのか？J1を見る楽しみが増えることは間違いないでしょう！
参考サイト
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