実際の対局だけでなく、ドラマからアニメ、小説にと様々なジャンルで描かれている囲碁の世界。対局中の棋士たちの表情は鋭く、とても格好いいですよね。
さて、そんな棋士の方々の対局。当然ですが対局料や賞金があります。
サッカーや野球などのように観戦料がない囲碁ですが、その対局料は一体どこから出資されているのでしょうか?
賞金や対局料がどこから出ているのか?スポンサーやその財源などについてまとめます。
囲碁の賞金って高いの?七大タイトル別にみてみた
そもそも、囲碁の賞金はどのくらいなのか?
大小さまざまなものがありますが、今回はその中で有名な7大タイトルの賞金をご紹介します。
●棋聖戦
賞金:4,500万円
●名人戦
賞金:3,700万円
●本因坊戦
賞金:3,200万円
●王座戦
賞金:1,400万円
●天元戦
賞金:1,400万円
●碁聖戦
賞金:800万円
●十段戦
賞金:700万円
総額1億5,700万円!想像以上の金額が動いていました。
一度のタイトル戦で、年収400万円の会社員の数年分…。
辿り着くのは難しいと重々承知でも、やっぱり良いなぁ…とか思ってしまいます。
財源はどこから?スポンサーがいるの?
囲碁 圧巻の一手 100選 (海闊シリーズ)
さて、先ほどの賞金額を挙げた7大タイトルの他にも、様々なタイトルがあります。
阿含・桐山杯、新人王戦、NHK杯、竜星戦など。
さらには女流棋戦も含めれば、たくさんの棋戦があります。
それらのタイトルの賞金ですが、実は新聞社が主に出資しています。毎日新聞、読売新聞、朝日新聞、日本経済新聞などなど…。
これらの新聞社が賞金を出資する利点は、棋譜(対局中、どのように対局が推移していったのか)の独占掲載権にあります。
囲碁の好きな方にとって棋譜は大切なものですので、これを独占掲載できるというのは有利に働くのかもしれません。
また7大対局とは違いますが、大和証券杯のようなインターネット対局などの場合は、企業PR、販促費として扱っていることもあります。
それぞれの対局に出資する会社は、それぞれの思惑があるということですね。(それにしても凄い金額ですが)
まとめ
囲碁の世界に入る若者が最近減りつつあるため、新聞社も出資をしていくのが難しくなってきているという話も聞きます。
ですが、ぜひとも囲碁の世界を無くさない様、これからも頑張っていってもらいたいものですね。
また、囲碁を打つ方が増え、盛り上げてくれる方が現れることを願っています。
みなさんも、この機会に少し囲碁の世界に触れてみてはいかがでしょうか?
盤面のどこに打ってもいい。そんな自由なルールを持つ囲碁は、きっと楽しめると思います。
◾参考サイト
関西棋院
http://kansaikiin.jp/subpage/kisen.html
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